2012年7月8日日曜日

日はまた昇る

最近、調子が悪く、TVやビデオを観て過ごすことが多かった。


僕の好きな役者さんの姿を、ここ二三日の間に立て続けに観たのだが、ふとあることに気が付いて、それをここに書き留めてみようと思った。


まず、僕が若いころから、本当にかっこいいなぁと思っていたのが、北大路欣也さん。
最近は、江 ~姫たちの戦国~で徳川家康公を演じた方といえばお分かりになるだろう。

そして、佐藤浩市さん。最近は、三谷幸喜監督の作品で登場したのをはじめ、「最後の忠臣蔵」では、私のご先祖様を演じたことも記憶に新しい。

田村高廣さん。子供の頃は、弟の田村正和さんが好きだったが、なんとも言えない味わい深い演技で、十代の終わり頃から好きになった俳優さんである。


寺尾聰さん。と言えば、サングラスをして、ルビーの指輪を歌う人だったけれど、映画寅さんに出演してから、俳優さんとしての味方が強くなって来た。



さて、以上挙げた俳優さんたちは、ある共通点を持っている。

それが何か、皆さんにはお分かりだろうか?



ある年代以上の方であれば、すぐに出てくるかもしれないが、この俳優さんたちは、言わずと知れた往年の名優さんたちのご子息でいらっしゃる。




北大路欣也さんのお父様は、時代劇スターの市川右太衛門さん。



佐藤浩市さんのお父様は、現在も活躍されている三國連太郎さん、釣りバカ日誌のスーさんで良く知られていますよね。



田村高廣、正和、亮さんの三人は、やはり時代劇スターで剣戟王(けんげきおう)と呼ばれた阪妻こと阪東妻三郎さん



寺尾聰さんのお父様は、演劇界に名だたる劇団民藝の創設者。宇野 重吉さんである。私が丸山先生のところに行った時、「君は本当は、宇野重吉さんみたいな人なんだがなぁ」と言っていたことを、いつも思い出す。



努力ではどうしようもない素質というものを、親から引いていることはとても多い。

もっとも素質だけあっても、何の努力もせず、「親の七光り」で世を渡ろうとする輩もいないこともない。
しかし、上にあげた俳優さんたちは、お父様の名に決して恥じないような、素晴らしい活躍を今でもされていることで、ファンとしては安心して夢見ていられる。

たとえ体が動かなくなっても、次の世代がまた新たな活躍をしてくれるというのは、親にとって何よりの喜びではないだろうか?

夢千代
画像 Eyes Pic

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