「こたつの中で食べたいもの」のアンケートでいちばんだったのは、そう、誰もが思うであろう「みかん」が正解でした。
しかし、二番だった答えは意外なものでした。
それは、「アイスクリーム」が正解。
以前、私もレストランで働いていたことがあって、その時確かに、
「寒い時にあたたかいところで、冷たいものを食べるのが最高のぜいたく」などと教えられました。
「暑い時に涼しいところで、あたたかいものを食べるのも最高の贅沢」と。
ところが、私は日本の四季について懸念していることがあります。
それは、春夏秋冬の春と秋が消えつつあること。
欧米諸国のように、
「はっきりする」ことを良しとする風習がまかり通って、
奥ゆかしい日本のわびさびの世界が、なぜかどこかへ行ってしまいました。
でも、はっきりすることが美徳であるならば、現に存在している“いま”を楽しむことがもっとも、理に叶った美徳であると思うのですが、いかがでしょうか?
寒いから、それを避けるでなく、その寒さと共に生きていく。
暑いから、それを避けるでなく、その暑さこそを楽しめるような生き方を考える。
それがすなわち、文化であり、人類の知恵だと私は思うのです。
以前、私は沖縄の太鼓にはまっていた時期がありましたが、
現在は津軽の三味線にはまっております。
今回ご紹介する三人は、若い女性のドュオと初老の男性という異色のトリオですが、
実は、師弟というわけではなく、なんと三人ともそれぞれ三味線日本一になったことのある腕前の持ち主。
私は私らしく、
今あるままに、今らしく、
自らここに住むがゆえに、ここらしく生きていく。
私は、そんな生き方を、いつまでも夢見、そして、伝え続けて参ります。
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輝&輝
2008年に白藤ひかり、武田佳泉のふたりによって結成された本格派津軽三味線デュオ。それぞれが全国大会で日本一になった経験を持つ。
福士豊秋
1999(平成11)年
ドラマ「すずらん」に盲目の三味線弾き万吉役で出演。津軽三味線全国大会(弘前市)団体の部優勝。
2004年(平成16年) 津軽三味線全日本金木大会(金木町)団体の部優勝。
2007年(平成19年) 5月3日「青森市津軽三味線日本一決定戦」初代チャンピオンになる。同大会にて団体の部優勝。
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