2013年12月14日土曜日
武士の一分
今日、12月14日は、私のご先祖様、寺坂吉右衛門が、他の赤穂義士たちとともに、主君浅野内匠頭の遺恨を晴らすために、吉良邸に討ち入り、見事、本懐を遂げた日です。
私の父は、今日、泉岳寺へ。
私は、久しぶりに横須賀中央へ行っておりました。
横須賀中央と、そして平坂を上ったところにある上町は、私のふるさとです。
最近、岩戸に越したばかりで、こちらの生活にもようやく慣れては参りましたが、どこか言いようのないストレスがたまるのですね。
もともと私は、静かな土地で暮らすことを夢見ておりました。
ここ数年は、人間というものに疲れてしまい、特に田舎暮らしに憧れていましたから、ここは田舎というほどの場所ではありませんが、それでも近くに山あり川あり、そんな生活をありがたく思っていたのですね。
久々に横須賀中央に出てみて驚きました。
中央と申しましても、これは上町のことなのですが、空気が違う。
これは、空気が良い悪いではなくって、歴史の重みと言いますか、風格といいますか、明らかに街の中心街、確固とした王者の雰囲気をかもし出しているのです。
木が、家々が、街の至る所にある路地や、人の顔つきも違う。
私は、こんなところに生まれ、ここで育ったのか、と、まだ引越して数ヶ月した経たないにも関わらず、新たな発見をしたのです。
ところで、私は最近ある方から、身に余るようなお褒めの言葉を頂戴致しました。
社会的地位も高く、またそのお人柄も人としての器も、尊敬できるような方から、私の知的能力や感性について喜ばしいといったような内容でありました。
私は、すぐに「恐縮致します」と申しましたが、続けてこのように申し上げました。
「しかしながら、我が事を離れ、この国の未来のことを憂うこの気持ちがどこから来ているかと申しますと、私もきっとサムライの血が流れているのです」と。
三つ子の魂百までもと申します。
両親の教育というものは、皆さんが思った以上に、私たちの心を、そしてまた、生き方、考え方、感じ方の原点となる大切なものです。
私は、この家系に生まれたこと。そして、横須賀中央に生まれたことに、誇りを持ちます。これから私が、どんなに大きな仕事を成し遂げた時にも、私の原点は、常に、この二つから生じていることを、皆さん覚えておいてください。
夢千代
画像:イラストポップ
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