2016年6月14日火曜日

2016年…時を越えて、いま想うこと。。


                                  Photo by (c)Tomo.Yun

皆さん、お久しぶりです。
お元気ですか?

10年ひと昔、、と言いますけれど、私も46になりました。

占いをやっていた頃の自分を、ようやく客観的にみつめられるような年齢になったなぁと思います。


今日は、『いまを生きる』というテーマについてお話ししてみたいと思います。

私は、もともと、あまり人とのコミュニケーションが上手ではないのですが、
占いというアイテムを持ち得てから、実に、たくさんの方たちとお会いしてきました。


実際、私と会ったことのある方は、私を通じて“占い”の持つ不思議な魅力に惹かれたことでしょう。


「幸せとは、他からやってくる」という言葉を、その時にたくさんの方にお伝えしました。

幸せとは、やはり、自分も自分の周りにいる人たちも、みんなが笑顔でいられることが、ほんとうの幸せのはずです。


私は「心の書」を若い頃からほんとうにたくさん読んできましたけれど、
そのなかに書かれていることは、多分に漏れず「人をしあわせにすること」でした。

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さて、お話しは変わりますが、最近、私の心にとどまったある言葉がありましたので、ご紹介したいと思います。

“人生の中間地点とは、いったい何歳くらいのことだろう。たぶん、19歳くらいなのだと思う。それは、数字的なことではなくて、人の意識的な意味合いを含んでいる”

年を重ねると、自分の所有する“時間”の概念というものが、だんだん狂うようになってきます。
一日が、一年が、とても短く感じて来るのですね。

ですから、実際に人の寿命というものが、80か90か仮にそれくらいあったとしても、じゃあいまはちょうど私くらいの46歳という年齢が中間地点かというとそうではありません。
いまから、若い頃のようにまったく新しいことを始めようとしても、そのエネルギーはもう別のものであって、日々のことどもを消化していく年齢に、入りかけているように思えます。


では、私の人生の中間地点は幾つだったかと言えば、やはり19歳というのは妥当だった気が致します。

その頃の私の夢は…“人を救いたい”“世界を救いたい”ということでした。

あの中間地点から、ここにいたるまで、世の大人たちからは、「自分のことも出来ないのに」との言葉があたりまえのように言われましたけれど、私はいま自分というものを、あらためて外から眺めて見た時に、やはり…あれが自分の原点だったのだなと思います。

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さて、今日のテーマ『自分のために生きる』ですが、この年齢になって思うことは、「時代」や「若者」や「常識」といった言葉の持つ意味が、すっかり変わってしまったなということです。

私は体も弱く、あまり自分から人の中に入っていけるタイプではなかったので、20代までに培ったキャパシティは、実体験を重ねられた皆さんと比べると、実に狭いものだと思います。
しかしながら、実世界に侵されていないぶん、純粋に「人」というものな何か?「世界」というものはなにか?人にとって幸せとはなんなのか?について、じっくりと研鑽学習できたことも確かです。

あの頃は、学校で教えられたことも、社会の風潮も、為に生きるということが、善であり、美徳であったように思います。

『汗水流して、人の為にいっしょうめい働く』
その想いや根底は、現在の私にとっても決して揺るぎのないものです。

しかし、その反面、占いを通じて、または自身を深く分析して、この時代を迎えていま想いますのは、人のしあわせのために、自分のしあわせまでも譲ってはいけないということです。


占いのお客様の中でも、深い苦しみを抱えていらした方は、皆、自分ではない誰かの犠牲になっていた方がほとんどです。

その他にも幾つかの要因がありますが、それはまた機会を譲ると致しまして、自分の最後の幸せだけは譲ってはいけない(そこまでしていいのは、信頼関係の成り立っている、自分と血のつながった親子や夫婦だけです)。

御相談者の中には、親に苦しみ、子に苦しみ、夫や妻に苦しんでいる方もおられましたから、それはそれぞれの立場や状況に応じるため一概には申せませんが、概して、いっぽうてきに与えられるものだけを望む人、見返りだけを望む人は、親子夫婦といえども、害にこそなれ、いくら情に訴えてきたとしても、関わりをこそ考えるべき、ましてや強要されるものでもありません。

私はいま、時を越えてこの時代に言葉を発するとしたら、

「自分のために生きてください」
まずはそのように申し上げたいと思います。

夢千代













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