2014年3月18日火曜日

両手に刻まれたもの

                                                                                                         Photo by (c)Nature-Free

わが心の悲しみを 天は知ってか知らずか
無情にも 時は流れ続ける

千変万化の人の夢は
時として 私を勇気づけ 時として私を傷つけもする

わが心に刻まれた 喜びも 悲しみも 一緒くたになってやがて形となり
両の手に刻まれた無数のシワのうちの一本となる

最高齢 明治生まれの翁が差し出した 大きな手のひらには
傲慢もあれ 謙虚もあれ…
そのすべてを否めることなく
堂々として 立派で 強く やさしく 真面目で ユーモアがおありのこと
そんな存在が そこに笑顔で立っていた

万事塞翁が馬
我見で 省みるばかり 涙するばかりでは 決してほんものの大人にはなれない
あなたの偉人(ヒーロー)に学ぶべし
夢抱きながら 
未完成のまま 永遠の個の完成に向かって 歩むべし

yumechiyo






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